エレベーターのボタンをどの順番で押しますか?
以前読んだ本に書いてあったんですが、ある製造業の社長はカバンを持たせる人のその動作を見ると言います。
時間を大切にする人かどうかの基準だそうで、それを読んでから意識するようになりました。
さて、閉めるボタンと行き先ボタン、どちらを先に押しますか?
時間を大切にしている人は閉めるボタンが先だそうです。
製造業の場合、現場でモノづくりをするうえで時間管理は重要な要素。
1秒が大切です。
車の運転も見るそうで、行先までの最短ルートを通れるかを試すそうです。
シビアな話ですが、そうでなければモノづくりの世界では生き残れないかもしれません。
自分を追い込むことと時間管理をすることは別です。
それを苦に思ったら、そういう世界が苦手なんだと思いますね。
時間管理でシビアなのは営業の世界も同じこと。
いかに短い時間でお客様に物事を伝えられるか。
これも訓練が必要です。
以前、営業個々に商談、納品、移動、電話にかける時間等々を普段どれだけかけているのか書かせたことがあります。
それこそバラバラで、考え方も面白いほど違いました。
「自分が受注したのだから納品は最初から最後まで立ち会う」
「受注した後の納品はサービスマンに任せる」
「最初だけ顔を出して、夕方また訪問する」
いろいろですねえ。
20年前なら最初から最後まででもよかったかもしれません。
でも、今はお客様も基本的にわかっています。
説明しないといけないことはサービスマンが説明してくれます。
営業が説明するのは、お客様と商談した時に決めたことや約束したことです。
それで効率が上がる、生産性が上がると言っているからですね。
それをタイミングよく訪問して説明することに時間を割くべきだと考えています。
時代に合わせて、またお客様に合わせて内容も時間も変えるべき。
そういうことがすべてにおいて、今の時代は考えなければお客様に認めていただけないのではないか、他社に勝てないのではないかと考えます。
シビアな世の中です。
今日もそれを感じた出来事がありました。
厳しいなあ。
さあ、今日もきっといい1日になる!