今日も絶好調!

感動!心を揺さぶられるような本を読むことは大切ですね。

「ライオンのおやつ」小川 糸 著

この本を知っていますか?
昨年の本屋大賞で第2位に選ばれた本です。
6月にはNHKでドラマ化されていました。(知らなくて見てないんですけどね)

主人公の若い女性ががんに侵され、ある島のホスピスで人生の最後の時間を過ごすというお話。
本の読み出しからいきなりその絶望的な状況を突き付けられて、「どうしよう」という感情が出てきます。
そのホスピスの住人はいろいろな人生を経て入所している。
そういう人いるだろうなあ、という共感が出てきて本の中にどんどん入り込んでいきます。

当然のことではありますが、衰弱して亡くなっていく人の描写がまるでそこにいるかのように景色が浮かぶ。
これには本当に参りました。
気付くとタオルを手に読んでいました。

特に後半、主人公の病状が悪化していき、動けなくなってきますがその時の出来事が、本当に起きるだろうなあというようなことばかりでした。
幻覚なのか、本当なのか。
すでに亡くなった人がそこにいて、優しく対話するシーンとか。
あるのかもしれないと思わされました。
ぜひ手に取って、読んでほしいと思いました。
涙なくしては読めないんですが、死を題材にしているのにどこかさわやかな感覚で表現されているのが不思議な感じです。うまく言い表せないんですが・・・。

実は自分の体験で不思議なことがあります。
皆さんもあるのではないでしょうか。
身内でとてもよくしていただいていた方が亡くなったときの前夜、夢に出てきて「(いとこと)仲良くしてやってね、たまには家に呼んで遊んでやってね」と言われました。
あまりにもリアルだったのでその時のことは鮮明に覚えています。
でも、不思議と怖いというような感覚は全くなく、むしろ暖かいような感じでした。

それ以外でも、ふと「あれ、あの人元気かな?」と思った人が亡くなったと連絡を受けたりしたこともありました。
その時も良い思い出が頭に浮かび「たまには連絡とらなくちゃ。」と思っていました。

霊の存在とかあの世がどうとか信じるわけではありませんが、そういう体験から普通にあるだろうなとは思います。

人生は一度きり。思っているよりもずっと短い。

だから精一杯いろいろなことをやらないと、きっと後悔する。
それだけは最近本当によく思います。

後悔先に立たず、という言葉がありますが、その公開をする前に「やろうかな、どうしようかな」と思ったタイミングがあったなら迷わずやるべき。

「やろうかな」はチャンスです。
そのタイミングがあっただけでも恵まれている。

ひとつやふたつは過去にやっておけばよかったという後悔ありますよね?
そしたら、これからは勇気をもって「やろうかな」ではなく、「やろう!」「やるぞ!」に変えたら、人生もっと楽しめるように思います。

失敗するのはやった証。
やらなきゃ失敗もないけど、やらなかった後悔はずっと尾を引く。
これが苦痛だから、それなら失敗したほうがいいと思う。
成功するかもしれないからね。
そういえば昔、さんざんふられて自分のモテなさ加減に嫌気がさしていました。
でも、その時の記憶は失敗してよかったなと今では笑いながら思い出せるんだからこれはこれで満足しています。

あの時、勇気をもって伝えていればよかった、という思いはずっとその後悔が残ったでしょうからね。
それにしてもモテなかったなあ・・・。

さあ、今日もきっといい1日になる!

-今日も絶好調!