今日も絶好調!

うつで休んでしまう社員が出てしまいました。気持ちはわかります・・・。

社員が突然うつになり、急きょ会社を休職することになりました。
※直属ではなかったので、情報が入ってきませんでした。
その前の週に打合せをしていただけにショックでした。

言われてみれば、いつもならパンパンと小気味よくやり取りできるはずなのですが、少し間が開くような感じはしてました。でも、それが予兆だったとは想像もできません。

責任感が強く、営業として業績は絶対という意識も強かった。
やることはきっちりこなすタイプで曲がったことが嫌いな性格だったんです。
だから、いろいろな役割を任せられていました。

さて、その性格の彼がいろいろな状況の中で、任されていることができなくなっていくとどうなるか、どうするか。
ひとつは、その役割を副のメンバーに頼んでみる。周りにヘルプを求めるということですね。
もう一つは、自分で何とかしようとする。でも、毎日18時には帰ると決めていた彼です。
残業して何とかしようという考えはなかったようです。

「自分はダメだ、こなせない。役割が重すぎる。」

もしそう考えたとしたら・・・。
大抵の場合、自分に矢印を向けてしまいます。
すると、精神状態が過敏になっている状況では、些細なことであればあるほど、「こんなことすら自分はできないのか」と考えてしまいどんどん落ち込んでいきます。
休むと報告があったときに、「すみません、そういうわけで休みます。本当にすみません。」と謝る姿を見て、全然悪いことなんてないから気にしなくていいよ、とだけ言いました。
何か言えばそれがまた刺さってしまいかねないので、下手なことは言えません。

自分も似たような経験があるので、彼の気持ちはわかります。
プレッシャーを竹や柳のようにいなすことができれば、どれだけ楽かわかりません。
でも、そういう時は周りから何を言われても入ってこないんですよね。
むしろ気にするなと言われたほうが「自分には能力がないのか」と考えたりして、気持ちが滅入っていきます。
時間がたたないと治らないと思います。

ここで大切なのは、自分の価値を日ごろから認めてあげること。
自分がどれだけがんばっているかは自分自身が一番よく知っているはずです。
自分が褒めてあげなければ可哀そうです。
自分の価値は、仕事以外の仲間に教えてもらうことができますよね。結構知らなかった自分の価値を教えてもらえるのでびっくりしますよね。

80年代のモーレツ社員のやり方では今はもう売れない。その頃のことを雄弁に語る人がいると駄目ですね。
もちろんですが、その頃のマネジメントをする上司はもういらないんです。引退いただくか黙っていただくのが一番会社をよくします。

それと同じことを自分自身がやってしまうと、今はあっという間に心をやられてしまいます。
だから、周りでもそういう人が増えているんですよね。

やればできるは自己効力感。
できればいいですが、自分に期待しすぎると危ない。
いるだけで価値があると考えるのは自己肯定感。
自分の価値を認めながら、チャレンジしてできることを増やしていく。
ほめてもらったら謙遜せず、ありがたく受け入れる。自分が思っているよりも他の人は自分の光っているところがみえている。
これを否定すると自分が高まらない。せっかく褒めてくれたり教えてもらったんだから、謙遜してはいけないんです。相手に失礼ですから。
「ありがとうございます。自分を磨きます。」だけでいい。褒めてもらったことを反芻して吸収することで自分の力にしていく。
それがいいと思いませんか?

さあ、今日もきっといい1日になる!

-今日も絶好調!