人を褒めることは案外難しいですよね。
タイミング、かける言葉、量。
タイミングは、”結果”について褒めがちですよね。
でも、結果に対してだけではなくて、”今できている”ことを褒められたほうが嬉しいと思います。
なぜなら、何ごとも大変なのはその過程だからです。
もっと言えば、結果をほめるのは誰にでもできます。
「金メダル取れてよかったねえ。頑張ったねえ。」
これは誰にでも言えます。
でも、練習中に
「今やっていることがレースのこの場面で必ず効いてくる。
それに耐えられているから大丈夫だ!よくやった!」と言われたらどうでしょう?
今のこの瞬間を見ていてくれる。
それに対して褒めてくれている人がいたら、これはうれしいですよね。
さらに変化していることを見ていて、
「ここが変わってきた、成長してきたね!」
と言われれば、自分を客観視してみることもできる。
自分の変化に気づくことができます。
また、自分の存在そのものを、好意的に解釈する。
存在することに対して自信が持てるようになります。
視点を変えてみましょう。
人を見て褒めることはできますが、同じように自分を褒めているでしょうか?
「自分はダメだなあ・・・」なんて言ってないですよね?!
自分にかける言葉で自分が創られている、そんな風に思うことがあります。
ダメだと言えばそうなるし、
大丈夫だ、きっとこうなる!と励ませば、好転していきます。
その過程で、自分自身を褒めてやるんです。
これも自分をよく見ていないと案外できません。
「昨日よりもここがよくなった、ここで頑張れている、すごいなあ」
といってみてください。やる気が出てきますよ。
誰に対しても”いいとこ探し”をする。
自分自身に対しても同じ。
これが上手だと成長も早いと思います。
ひとつ注意点があります。
それは過信と甘やかすことです。
うまくいくようになると、こういう考えが出てきます。
これは、足元をすくわれますね。
自分を褒めることが上手になると、人を褒めるのも上手になります。
さあ、今日もきっといい1日になる!