先日言いかけた話の続きです。
早速ですみません。イメージしていただきたいのですが、
壁にボールを投げます。
このとき、強く投げたときと弱く投げたときで跳ね返ってくる速さは違いますよね。
これって、人と接する時も同じだと思うんです。
例えば、誰かと意見が合わず、口論になってしまったとき。
相手に対して強く言うと強く返ってきますよね。
そうすると、平行線になるからこじれます。
そこでさらに、刺激するようなことを言えばもう手が付けられません。
さて、そうなったら収まりますか?
収まらないですよね。
だから、強く出てはいけないんです。
決して!
これは誰かに教わったんですが、相手を無力化する方法であり、自分を冷静に保つ方法です。
通販で売っているクッションで、高い所から卵を落としても衝撃を吸収して、卵が割れないというものがありますよね。
あのクッションは衝撃を吸収する力に優れているのですが、それと同じことを対人関係でもすればいいんですよね。
頭でわかっていてもなかなかできなかったりします。
「いなす」ということですね。
あとは、それを思い返さないということも重要です。
これは相手が言ってくることを聞きながら、冷静に対応することで相手と間合いを取るということですが、まくしたてられると冷静にができない。人間としてまだまだです。
政治家の答弁でまくしたてる人がいますよね。
あれは常套手段で、動揺させて相手の本音を引き出そうとしていますよね。
自分は見ると腹立たしくなるので見ないようにしています。
もっと冷静に話ができないのかと思ってしまうんです。
さて、自分が相手に強く言われたとき、意識的に”無”になります。
もちろん、聴いていますよ。
内容は理解していますが、その態度や姿勢、語気は無視します。
何を言いたいのか、だけを理解して冷静に反応することだけ意識する。
そうしないと判断を誤ります。
マウントを取るという言い方がありますが、そういう人はとかく、わざと高圧的にものを言いこちらの反論ができないようにしますよね。
そういう人とは会話しないことが一番ですが、どうしても話さないといけない場合はあくまで冷静に”無”を意識しながら言葉を選んで返すことが重要です。
合気道でいうところの、間合いを保ち、相手の力を利用して倒す、という感覚です。
人生は思っているよりも短い。
嫌な思いをする時間はできるだけ少ないほうがいいんです。
ただ・・・。
まったくそういったことがなくなると、いろいろなケースを考えなくなります。
それはそれで対応力が下がるので、いいことばかりではありません。
嫌な思いではなく静かに議論して、最適解を最短で出せるような話し合いができれば一番いいと思います。
さあ、今日もきっといい1日になる!