よく”人の気持ちになれ”とか”相手のことを考えてものを言え”、とか言いますよね。
最近こんなことがありました。
ある日の夕方、メンバーのところへにこにこしながら行っていろいろ話を聞きました。
説教ではなく「いいことあったかなあ」、といいこと集めをしようとしたんです。
その時、あるメンバーが言ったんです。
「今日は何でそんなに明るいんですか?」
ハッとしました。
この言葉は重かったですね。
彼らは業績が厳しいので、毎日私の難しい顏を見て「今日も雰囲気が暗いなあ」と感じていたんですね。
これには伏線があるので、まあそういうことなのでしょう。
感情を表情に出さないことができるようになりたい・・・。
例えば、自分はいろいろなアイデアを出すんですが、やるのはメンバーですね。
もちろんメリットを感じなければやらないですよね。
やり方がわからなくても同じです。
物事を変えようと思うとパワーがかかります。
現状を変えようとして新しいことをしようと思えば、やったことのないことへチャレンジする必要も出てきます。
乗らないメンバーをどうやってその気にさせていくか・・・。
自分は、じれったいと思っていてそれが顔に出てしまうのでしょう。
人としてまだまだだなあと痛感しています。
プレッシャーをかけたい訳ではないのですが・・・。
今の時代は80年代と違い、力でねじ伏せるようなマネジメントでは人は動きませんし物は売れません。
やり方も多様化しているし、ニーズも多岐にわたります。
そんな時に自分が受けてきたようなマネジメントは絶対にしてはいけない。そう思います。
そこで考えることがあります。
「人の気持ちを考える(思う)」
でも、その前に自分の気持ちに矢印を向けてもう一度考えたほうがいいと思います。
今言おうとしていることの目的は何か。
なぜ自分はそう考えたのか。
それを言われた相手は前向きな気持ちになれるのか。
会話の最後は、必ず”よし、やろう”という気持ちにしたい。
そうであれば、できない理由ではなく、できていることやどうしたらできるかの話をしたほうがいい。
その時に大切なのは人の気持ちの前に、自分の気持ちなんですよね。
あれもできてない、これもできてないと考えていては前向きな言葉は出てこない。
だからいいことだけ探す。それを増やしていく。
時間はかかっても、今は80年代ではない。じっくり着実にやるしかない。
少しづつでも前進していれば、必ず結果はついてくる。
その前にみんなが物事を前向きにとらえてくれるようになればいいかな。
さあ、今日もきっといい1日になる!