よく言われることですが、つい口をついて出るのが「なぜ?」「どうして?」
これは動きを止めてしまう言葉ですよね。
なぜを5回繰り返すと本質に行きつくと言います。
そのことに異論を唱えるつもりはありません。
ただ、物事を早く進めるためのキーワードは、
「なるほど、じゃあどうしたらいいと思う?」
これは、いったん受け止めてから考えを前に動かしていきます。
同時に考えを聞いているので、失敗したことがあったとしてそのことの原因ではなく解決策を探る方向に向けています。
※起きていることの重要度、緊急度で見たときになぜ、なぜをやったほうがいい場合ももちろんあります。
使う場面によって、どちらの言葉を使ったほうがいいのか判断すべきでしょうね。
私がよく言うのは、
「なぜそれが起きたと思う?」ここにはあまり多くの時間をかけません。
「じゃあどうすればいいと思う?」ここに時間をかけます。
失敗やミスをしない人はいません。いいんです、失敗したほうが。
学ぶことにつながります。
失敗したときにいかに早く手を打てるかが大きな分かれ道です。だから前進させる、考えさせる。
ところが、ベテランほど小手先のスキルがありますから、それで何とかしようとします。
これが一番よくないですね。
そんなことに時間を使うのはもったいないんです。
それよりも
「じゃあどうする?」
と解決策を考えたほうが時間のロスを最小にできますね。
昨年から物事のスピードが劇的に速くなっています。
となると、ゆっくりと悩んでいる時間はない。
以前のようにいったん立ち止まって会議をしている時間はないんです。
「じゃあどうする?どうするのがいいと思う?」
と投げかけて答えを引き出す、反応を見る。
考える力を養うことがとても大切です。
これからの毎日(未来)は、どんどん時間の流れが速くなっていくと思います。
それだけ効率化され、物事が高速化しているからですね。
人のやるべきことに思考を集中させることができるように!
さあ、今日もきっといい1日になる!