今日も絶好調!

会社で感じる心理的安全性の重要性。

タイトルが少々堅いけど、柔らかい話です。
心理的安全性という言葉を知っているでしょうか。
Googleが注力している考え方ですね。

定義は、
「チームの誰かに批判や非難をされるという不安を感じず、安心して自分の意見を伝えることができる状態」のことです。
これがないと発言していいか不安になり組織が硬直化します。
私は過去にこれになったことがあります。心理的安全性がない環境です。
何を言っても、上司から批判される。
最後は「自分の考え方は根本的におかしいのではないか」と思うようになり、会社が辛くなりました。
こういったことって、いろいろな会社で見られることではないでしょうか。
批判、非難する側は一生懸命ですから、そのことで相手に与えてしまうダメージはわからないんです。
これが問題です。

実は今日、月初の会議がありその中で少し話をしました。
このグループは「何か意見ありますか」と聞いたときにどんなテーマであっても指されるまで、自分の意見を言わない部署です。
いくら言っても意見を言わないということは、何も考えていないか、考えに納得しているか、のいずれかだと思います。もう一つありますね、思うことはあるけど、意見を言いにくい。
この”意見を言いにくい”というのはなんでしょうか。
「こんな基本的なこと、いまさら聞けないや。」
「これを聞いて間違っていたら恥ずかしい」
「みんなの前でこれを言ったら、みんなどう思うんだろう」
いろいろな思いがあると思います。
これらは、”間違ったり、いまさら、と思われると恥ずかしい”という感覚があるから起きると思います。
これを担保するのが、心理的安全性ですね。

そこで、こんな話をしました。
『自分が入社したころはインターネットもパソコンもなかったから、お客様から業務のコトを聞いたり、先輩から教えてもらったりして、汗をかきながら知識を身に着けました。それで営業ができた時代です。
しかし、そのころと今とでは情報量の桁が違い、わからないことがどんどん出てくる。
この状況で、知ったかぶりしてもすぐに見抜かれてしまう。それは信頼を失うことになる。
それはあまりにもったいないので、この事業所では「わからないから誰か教えて」ということを普通にしよう。
「え、そんなこと?」と思っても、ディスらない、茶化さない、バカにしないことを合言葉として、どんどんわからないことを出していこう。みんな忙しいだろうから、自分にそれを言ってほしい。
回答は、共有する。で、自分がわからなければ調べるし、わかる人から回答してもらうから。』

「早速だけど、何かある?」と聞くと、「今さらで恥ずかしいんですけど、~がよくわからないんです」と言ってくれました。何も恥ずかしいことはなく「ほかのメンバーでわかる人いる?」と聞くと案の定、みな自信が無いようでした。

「こういうことだよ、みんなはわかっていて、自分だけわからないと恥ずかしい、と思っていても案外みんなわからないかもしれない。だから少しの勇気を出して言うことがみんなの代弁者だということ。」

というと理解してもらえたようでした。
心理的安全性が担保されている環境でなければ人は成長しません。
これからはそういう社会にどんどんなっていきます。

「今なら間に合うから!」

そう、自分の業界は激変期真っ只中で、おそらく3年後には大きなうねりで生き残りをかけた戦いが起きるはずなんです。早ければ1年後から始まる。だから今少しでもみんなのスキルアップが必要なんですよね。
業績はもちろん最重要テーマです。
しかし、それを創るのは人なんですよね。
それを育てずして、業績のことは言えない。そう思います。

さあ、今日もきっといい1日になる!

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