月曜日からカエルの話。
イメージせずに読んでください。
よく知られた話ですが、水から火にかけた鍋の中にいるカエルは、そのまま茹ってしまうそうです。
でも、熱いお湯にカエルを投げ入れると熱いから飛び出す、という話です。
経験が長いと「きっと以前はこうだったから、今回もこうだろう」という思い込みや経験からくるイメージで仕事をしてしまいます。
今まではそれでも回りました。
しかし、昨年のコロナ以降、これが回らない。
常識がガラッとかわり、人の考え方もバージョンアップしています。バージョンアップです。
さらに人の進化が進み、新しいものをどんどん取り入れていかないと取り残されてしまいます。
そんな出来事が毎日のように起きています。
セキュリティ対策は、自分たちが思っているよりもお客様のほうが敏感になっていたり、もっと違う方法はないかと聞かれたり。
今とても厳しい観光業では、PB商品をショッピングサイトを立ち上げてそこで販売したり。
この話はけっこう深かったです。
緊急事態宣言が出ているときには、結構注文が増えたそうです。
それこそ事務の方が悲鳴を上げるほど。
午前中発送しないと、到着が1日遅れますから必死だったそうです。
それが、宣言解除と同時に注文が減ったとか。
典型的な巣ごもり需要ですよね。
宣言が出ていれば行かれなかったけれど、解除になったからそこへ行って買えばいい、というわけです。
とてもわかりやすい。
現実的には、それでも需要がひどく落ち込んでいるので、午後は休みにしているそうでとても設備にお金はかけられないと言っていました。
ただ、ネット環境と電話、そして伝票発行する仕組みだけは絶対に止められないから借金してでも今は整備するという言葉が印象的でした。
そう、トレンドが大きく変わったんです。
今までネットのショッピングサイトなんて考えたこともなかった企業が、生き残りをかけて整備し毎日更新しSEO対策して検索TOPに表示されるように努力する。
この時に従業員はすることがないですよね。
注文を待つばかりです。
今までは違いました。
商品を持っていき、商品棚の陳列位置を考え、いわゆるリテールサポートを一生懸命していたんです。
でも今は、商品をもっていってもお客様は来ないから、店側も陳列数を減らしているそうです。
リテールサポートの代わりに、そのお客様のところには黒い箱がありました。
見せていただくと、商品を中に入れて撮影するための箱です。
中は照明がつくようになっていて、きれいに撮れるそうです。
この写りしだいで売れ行きも変わるというから、その箱にお金をかけるのにも納得です。
一つの例でしたが、これだけ大きくトレンドが変化しています。
不動産や建設業はミニバブルで、それこそ会えない状況が続いている。
それで何が変わったかといえば、例えば現場で入力する勤怠システムは必ず話になります。
要は忙しいから、現場の直行直帰で勤怠管理ができていない。
現場でスマホから入れることができれば、とても楽になる、そういう話です。
どんどん進化していますね。
さあ、明日もきっといい1日になる!