あれから10年経ちましたね。
そして今日は栄村が震災にあった日でもあります。
3.11のことは、この時期になるとテレビでもラジオでも特集を組んでやりますよね。
今年も3月に入ってからたくさん見聞きしました。
とても忘れてはならないし、忘れられない出来事でした。
今でもあの映像は目から離れません。
夕方のテレビでずっとやってるのを会社で見てました。
まるで映画のような光景に言葉が出ない。
でも10年経つとそれを知らない子供たちがいるわけです。
例えば13歳の中学生に聞いたら、あったことは知っているけど覚えていない。
そういうことなんです。
大人は鮮明に覚えていても、子供たちは知らない。
戦争もそうだと思います。
そんな子供たちがあと10年すれば社会に出る。
あの時の悲惨なことは伝えなくていいから、
巨大地震が来たことがある
大津波が来たことがある
人の力ではどうすることもできない、自然は時々怖いものだ
そういうことだけでいいからしっかりと伝えていかないとあっという間に風化するように思います。
あとは備蓄することといざというときにはどこへ逃げるか、ですね。
これだけしっかり教えて守らせることができれば南海トラフの地震が来ても命は守ることができる確率は上がるでしょう。
被災地はどんどん復興していて新しい生活ができている。
もちろん災害の前の状態には戻らないが、再構築することでより便利に快適に、やりたくてもできなかったことがゼロからだとできる、という見方もあるそうだ。
たくましいですよね。
学ぶことはたくさんあります。悲惨なこととして目をつぶるのではなくて、両目でじっくりとみて、両耳で聞き逃さないようにする。
ここ長野も台風でやられた被災地がある。
ボランティアで数日入ったけれど、言葉が出ない。
さらに、1日中汗だくで作業しても「自分にはこれだけしかできない」という無力感に襲われる。
それでも復興していくのだから人の力というのはすごいなと思う。
悲しい出来事ではあったけど、多くのことを学ばせていただけた。
それを胸に、明るく、前を向いて生活していきたい。
いま、自分は生きているから。
さあ、明日もきっといい1日になる!