今日も絶好調!

昔の人はやはりすごかった。

昔の人はやはりすごかったんだなあと感じる話を聞きました。
その話はちょっと気に障る人がいるといけないので、あらかじめ言っておきますが、その土地に伝わる言い伝えや風習につながる内容です。

仕事をしている事務所が地盤が弱くて地盤沈下や駐車場のひび割れ、果ては大雨の時に事務所内の壁から水が出て浸水したという話。
今日聞いたのは、この土地の地下水の話です。

その昔、畑だった土地のようですが、水田を作るために上流から水を引き、田んぼをいくつも作った。
やがて今の制度で田んぼの大きさが大きくなった。
今までなかったところに道を作る。
すると、地下水の流れているところは地盤が弱いので、田んぼの中のトラクターが沈んでしまったりしたそうな。
用水路を整備し、水の流れを作ったが、地下水はそのまま流れる。
用水路から漏れた水は地下に潜り、水路ができて地盤沈下を起こす。

さて、そんなことがあるので昔の人は、水脈を理解していて建物は建てない、田畑をやる時も機械を入れるときの注意点を決めているそうで。
確かに言われてみれば建屋から見える道が大きく沈んでいる。
あたりまえだけど、作ったときは高さを合わせたはずだよなあ。

そんな土地に建物を建てるとどうなるでしょうか。
もちろんさっきの話で、水によって建物がおかしくなってきます。
駐車場にはおかしな傾斜ができ、門柱は傾く。鉄筋鉄骨造なので窓が開かなくなるというようなことは起きていないけれど、起きてもおかしくないんだろうなあ。

話は変わって、長野県にはそういう水の道に関して言われていることを守らなかったために災害になっているケースが多いようです。
例えば一昨年の台風19号。
豊野町が水没しましたが、聞けば昔から何度も水がついた歴史があるそう。
篠ノ井という地区にも昔から家を建ててこなかった地籍があります。
今はきれいに整備され、家がきれいに建っています。
しかし自分が知っているのはそこが沼だったこと。
湿地帯だから家を建てるのに適さないと聞いていました。
そして千曲川が暴れると、そこは直角に曲がるところなので、どうしても越水する。するとどこへ流れるか。
千曲川は暴れ川なので、大きく流れが変わりながら今の状況になっているようです。

長野県中部の諏訪市。
ここも地盤沈下の極端に激しいところです。
事務所を建て替えるときに1m掘ったら水が出てきて、排水ポンプを入れて排水していました。ポンプですよ。
諏訪湖はその昔はもっと広かったそうで、その証拠に地図を広げて諏訪湖の周りのお寺の位置を見てみるとよくわかります。
お寺は水に浸かるところには決して作りませんから、その位置を線でつないでいくと・・・ね。
自分がいたときは近所の銀行の入り口階段が2段増えました。
4年くらいの間にです。
警察署はもっと大変だったみたいです。
大きなトラックが走ると地震が来たのかと思うほど揺れました。
本当の地震が来るとほかの地区よりも揺れます。
もっと言えば、全然遠く離れたところで起きた地震でも時々「諏訪、震度1」っていうことがあります。

昔の人たちは経験や言い伝えを守り、そういう天災から身を守ってきたのでしょう。昔の地図を見てもいろいろわかるそうです。
川の位置が全然違うとか。
そういうところは気を付けたほうがいいそうです。

さあ、明日もきっといい1日になる!

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