今日も絶好調!

新型コロナをピンチにするかチャンスにするか。

JALのCAがキャビンアテンダントの仕事ではなく、全く畑違いの会社へ出向させられたというニュースがありますね。
ラジオでそんな話を少し詳しくしていました。
当事者にしてみれば、やっとつかんだCAの仕事。
なのに「何で私がCAの業務ではなく、全く違う仕事しなきゃいけないのか」と思った人もいたことでしょう。
でも、反対に「お金をもらいながら違う仕事ができる機会なんてないからやりたい」と言って手を上げた人との違いは大きいと思います。
リストラでなければ一時的な異動なわけで世の中が戻れば、またCAとして働ける。そのときに役に立つかもしれないからと考えて動けるかどうか。
このことを”なぜしなきゃいけないのか”という考えで取り組むのと、”お金もらいながらこんなことを勉強させてもらえるなら喜んでやろう”という様に考えるのとでは成長の度合いが全く違う、と思います。

以前、新人にこんな話をして毎日やってもらっていたことがあります。
「君は営業だけど、今は売らなくてもいいから毎日2つ、お客様の困っていること(業務上の課題)を教えてもらってきなさい」と訪問させました。
(これもなかなか難しいですよね)
”売らなくていい”は、マネージャーにとってはきついですが、お客様のことを知らないのにモノ売りをするのはこれからの時代にアンマッチだと考えていました。大量消費の時代とは違います。
それに新人が商品説明だけで売ってくるのはなかなか難しいということもあります。

その積み重ねはとても価値があり、とても売れるセールスになりました。
これを半年やるだけで、その新人はお客様のことを知ること、お客様の悩みを聞くことができるようになりました。もちろん全てがうまくいくはずではありません。
ただ、その積み重ねからしか得られないことがあります。

私は社内で何度も勉強会を企画して熱を込めて伝えていた時期がありました。
でも、その内容がいくら良くても、それをメンバーがお客様に伝えてくれなければ売れるはずもないし、メンバーの頭にも定着しない。そして忘れてしまう。

「今やっていることがこの先役に立つかもしれない。
だからムダだとは考えないで、前向きに取り組んでみる!」
知・覚・動・考なんです。あ、ともかくうごこうと読みますね。
知って覚えたことは動いてみて、その結果どうするかを考える。
これを回せる人は幅広い知識のもとで、お客様の役に立てる、そう思います。

話は戻りますが、先のCAと同じようなことが、たまに自分の目の前で起きるんです。
それは、異動。
本人が意図していないところへ異動になったときなどに起きます。
「なんで自分がその部署なんだ、得意なのはこっちなのに!左遷だ!」と。
自分からすれば「あ~あ、チャンス潰してるし」という感覚です。
会社の期待値が全く理解できない人。
とても残念ですが、いますねえ。

もちろん説明もするのですが、なぜその部署に異動するよう指示されたのか、何を期待されているのか、を考えたら間違ってもそんな言葉は出てこないはずです。
特に異動の検討と指示は、好き嫌いでやるものではありません。
昔のように人がたくさんいるわけではありませんから、適材適所をみてじっくり時間をかけて行うわけですね。
やらせてみないとわからないということもあります。それだって適正があるだろうと皆で考えて決めるわけです。
本人だってやってみたら開花したということもあります。

チャンスと取るかピンチと取るか。
一度きりの人生だし、すべてが一期一会です。
やってみて、そこで得られることのほうが大きいと思います。
少なくとも自分はそうだったし、そういう人をたくさん知っています。
ただ、たくさんの失敗の話も知っています。自分も口にしたくないような失敗や嫌な経験だってあります。綺麗事では語れません。
でも、それは挑戦したからですよね。これは宝だと思っています。

さあ、明日もきっといい1日になる!

浅間山がきれいです

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