11月は何かと土、日が忙しい。
まあ、バイクに乗る時間とランの時間が確保できれば良いのですが。
・・・スイムは・・・。まずいなあ。いやいや、その前に心拍上昇問題に着手。
そんな今日は、富士見パノラマリゾートスキー場で開催された『全日本選手権マウンテンバイク』の大会観戦に出かけました。
トライアスロン仲間6名、乗り合いで出動。
応援に行ったのは、トライアスロン女子の奥様を持つシクロクロッサーYさん。
Yさんは夫婦で長野在住の時に知り合い、それから毎週のように夏も冬も走った大切な仲間。
今は転勤で横浜にいる。
奥さんは最初のうちは、そんなポテンシャルの片鱗も見せなかったのに、ある時からメキメキと、そして手の届かないところへ。
その成長を見ていた自分としては「そうか、そうやって成長していくんだなあ」とただただ感動。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
の名言を地で行っているというか見せてもらった。
だから、弱音は吐けないのです。
レースの方は「今、絶好調なんです」という旦那の言葉通り、頑張ってました。
順位もすごいが、あの上りを、あの落差を、そしてあの混戦を・・・すごい。
スキー場の中にセットされたコースレイアウト。
こんな大岩の上から落ちたり、こんなガレ場を一気に駆け上がったりします。
昨夜降った雨のせいで、木の根は滑り、石についた泥がこれまた滑るようで、トップ選手以外は皆さん苦戦。
それでもあの脚力と心肺機能でガンガン行ってました。(すごいなあ)
観戦している中には「私が現役のときはここ4回走りました」という坂がやたら速いお姉さんがいて、聞けば大岩で滑ってケガをしたと言う。こわっ。
でも、その時に鍛えた脚と心肺は若いこともあって、流石にこちらはついていけるような存在ではない。
あれだけ軽々と坂を登れたら楽しいよねえ・・・といつも見送る。
どの世界も持って生まれたものによるところは大きい。
誰もがトップ選手になれるわけではないから。だから、こういう選手を見ると燃えますよね。一生懸命応援したくなる。
エリートクラスのゴール地点で、ゴールしたあと、人知れず号泣している選手がいた。この選手は今回優勝した選手を追い続けていたが、ついぞ追い越すことができなかった。優勝した選手が引退してしまうため悔しくて泣いていたらしい。
この大会にかけてきた思いの強さとそれでも追いつけなかった悔しさがヒシヒシと伝わってきました。
マイナースポーツではあるけれど、体を絞り、心を鍛え、強い意志を持って戦っている人たちがいます。
これって素晴らしいと思います。しのぎを削っていることにメジャーもマイナーもないですからね。興味があるかないかということもあるし。
自転車の新城選手のことを移動中に話していて、日本に帰ってきたら食えないんだろうなあと。マイナーですからね。
しかし、ヨーロッパにいたら、みんなが寄ってきてサインをくれと言っている。
それほどメジャーなすごい選手。
なのに、日本にいるとき結構あちこちで練習しているけど、みんな知らないもんなあ。
自転車が盛んな国とそうでない国の違い。自転車もトライアスロンもメジャーにならなくてもいいけど、市民権というか、優しくしてほしいなあ、と思います。
せめて、走っている時によってきたり、嫌がらせだけはしないでほしいと。
それだけでいいです。
さあ、明日もきっといい1日になる!