自分ににとってあたりまえのことでも他の人から見たら「そうやってできるのって特技(得意技)だよね」ということがあります。
アンテナの高い方がいて、その人は「今どきはこうでしょ」とか「この話は外せない」といいますが、自分の場合は「そういう見方があるのか」と感心していまいます。
その人のあたりまえと、視点が違うんですよね。
自分にとっては難しいことでなかったり、営業であればこの業種は得意だなあとかこの業務・商品の話は得意だ、ということがあります。
でも、そういう人はそのことがあたりまえだから、得意だと思っていないかもしれないのです。
だから「自分の得意なことを言ってみて」とか「自分の長所って何?」とふいに聞かれた時に答えられないんですよね。
普段気にしていなくて普通にできていることの中に、自分の得意技はあると思います。
仕事の要領が悪い人とか飲み込みの悪い人がいますよね。
でもその人は、あることに関しては”抜群によく知っている”(趣味かもしれないし、地区のことなど仕事以外のことかもしれません)ということがあります。
その分野に関しては、苦痛に感じることもなくどんどんできてしまうし、教えられるんだと思います。
なぜこんなことを急に書いたかというと、これからの時代を生きていくにはそういうことを伸ばしていったほうが圧倒的に生産性が上がると思ったから。
自分にとって得意なことは教えられるし、何より速くこなせる。
会社にいると文字にはできるけど話すのが下手な人とか、話せないけど資料は着眼点も含めて抜群で羅針盤のようだ、という人とかExcelで資料を作らせるととにかく速いとかいろいろな人がいます。
冒頭の業種や業務の話はこれからの社会で活躍するためには必要なスキルだと思います。
”あたりまえ”にできる人、知っている人、そういうことが得意な人を登用できるかが重要な鍵だと思いますね。ただ、このあたりまえは本人が気づいていないし「えっ、これみんな知ってるし、やってると思いました」ということが多い。周りがそれを早く引き上げるとか適性を伸ばしていくことが大切ですね。
合わないことをやらせるのは、働く人が減っている”今”、これからは古い。もっと個性を伸ばせるようにしたほうが良いですよね。その人が幸せですからね。
新型コロナで経済は衰退、でもこの機会にいろいろがガラリと変わった。
憂いているのではなくて、今だから働き方を変えていく、得意なところへ登用する、必要なら転籍(退社も含めて)して得意なことをやる。(自分で始めたほうが早いという見方もありますね)
そんな転機がまさに今年は来ていると思います。
さて、自分の得意技はなにか、人の役に立てることはなんだろうか。
自分と向き合うことと合わせて、周りに聞いてみることが大切ですね。
さあ、明日もきっといい1日になる!