長野県にある乗鞍岳を知っていますか?
ここは毎年自転車乗りが3,500人以上集まってスタート地点の標高1,400mからゴール(山頂)2,700mを目指す日本屈指のヒルクライムレースがあるところです。
距離は、全長20.5kmです。
今日はここへ遊びに行きました。
お店のイベントで総勢15名。
乗鞍初という方から毎年レースに出ていて10回以上登っている人まで様々。
自分は後者でして、どこがきつくてどこが楽か頭には入っています。
※それと速いかどうかは全く別です・・・。
「マウンテンサイクリング in 乗鞍」
自分は95年から10回以上出ていました。
自分の成績は”自己満足”のタイムです。1時間30分以上かかります。
速い人は50分そこそこで走りきってしまう。
尊敬の念を込めて”変態だ”と思います。(^o^)
今日も大勢の乗鞍好きが登っていたなあ。
きついから、途中で降りて休んでいる人もいるし、苦痛に耐えながらペダルを漕ぐ人もいる。
そんな乗鞍ですが、他の山にはない魅力があります。
①スタート地点からゴールが見える(これはなかなかないです)
②途中の景色が変わる(山の中ですから、他の山は木・木・木だったりします)
③山頂近くで木がなくなる(森林限界に入るので、生えているのは低木の
ハイマツしかなくなります。あとはコマクサなどの高山植物ですね)
④夏でも寒い(途中の雪渓ではスキーをやっています)
そして、最後は・・・
⑤自分が走ってきたところを上から眺めることが出来る
この⑤は、95年に初めてレースに出た時、感動して泣きました。
ずっと下まで見えるんです。
それもくねくね曲がるつづら折りです。
「これまっすぐ登れたら、いいのに。こんなにつづら折りで、きついところがあって、なんとかこらえて登って、いろいろ壁があってもそれを乗り越えてきたからここまでこれた。逃げていたらここにはいない。」
そう思ったら、泣けたんですよね。
自分の人生、半世紀過ぎましたが性格もあっていろいろ壁にぶち当たりました。
そんな時にこの景色を思い出しては、自分に「逃げるな、逃げなければなんとかなる」と言い聞かせていました。
逃げたらゴールにはたどり着けません。立ち止まるのはOKです。また進めばいい。こんな事考えながら乗鞍に行く人はいないかもしれませんね。
自分にとっては、いろいろなことを25年前に教えてもらった山です。久しぶりに登ったらけっこう道が荒れていて、下山する時に危ないなと感じました。
事故が起きる前に手を入れてほしいものです。
それにしても今日の山頂は完全に雲の中で、周りが見えない&強風で飛ばされそうになり、おまけに・・・寒い。登山客は冬の出で立ちでした。
自分たちは半袖、半ズボン(ビブパンツ)です。気温は10度。寒いですよね。
外界は31度でした。
またいつか登りたい。自分にとってはいろいろ教えてもらえる山です。
さあ、明日もきっといい1日になる!
この標識から右が岐阜県、左が長野県です。山頂はこの奥ですが見えません。自転車はここがゴールです。