今日も絶好調!

頼まれごとは、試されごと

どれくらい前になるだろうか。
この言葉は一生忘れない。心がけているが実際には難しいこと。
当然試されているわけだから、速く完璧なものを返したい、と思っていたら必ずしもそれは正解ではないと言われた。

この時に教えていただいたことは、
 ・言い訳するな、(言い訳した時点で思考が止まる)
 ・すぐに返事しろ、(考えずに返事をすると、頭がフル回転する)
 ・「出来ない」んじゃなくて「できること」を考えろ、だった。

とかく、頼まれたら納期までに提出しようと考える。
ところがこの教えは違う。
もちろん形になっていないと話にならないのだが、依頼されたのが月曜、納期が金曜なら水曜に一度提出する。
もちろん完璧ではないから、ダメ出しが入る。
それを金曜(実際には木曜に仕上げる)までに提出すれば、依頼された期待値よりその上のものを提出できる可能性が高い。

実際、物事を自分が依頼したときは、その基準で見てしまう。
早く提出してきた人は、何を言われそうか想定していることがわかる。わかるから、ここをこうして、ここはいらないだろうと言うと想定していたかのように修正して完成度の高い資料を出してくる。
これが「頼まれごとは試されごと」なのだと思う。

実は、自分は考え込んでしまうたちで、考えがまとまらず、なかなかこれが出来ていなかった。
ただ、このことを意識していて救われたことが何度もある。

ある研修での出来事。
周りは経験豊富な優秀な人ばかり。
 「やばい・・・。」
出される課題は難題ばかりで、それもA3を3枚配られ、1.5時間位の間に設問を読み解き、解決策を書き上げなければいけない。
読解力と解決力を試されていたのだと思う。
この時に助かったのが、「とにかくすべて埋める」こと。

解決策は、設問の読み方で何通りもあったので、ひたすら埋めた。
これが後に助けとなる。
3日間の研修だったが、その時にすべての設問に回答していたのは自分だけだったようだ。中身はともかくだ。

なぜそれが出来たかというと、”試されごと”として先輩にも「このお客様への提案お前ならどうする?」というような質問をされ、すぐに回答する。そんな訓練をされていたからだと思う。全てに回答するために、とにかくシャーペンで書きまくり、消しゴムで消しまくり・・・。

・・・設定された納期に間に合わせるために。

ただ、実際には満足はしておらず、見直す時間がなかった。
つまり納期ギリギリだ。
「これでは、ダメですね」と自分の中では思っていた。
期待値よりも上を行く提案、回答、提出の速さ・・・。

これはいつも頭に入れていたほうが良い。
必ず助けられる時がある。

さあ、明日もきっといい1日になる!

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