今思えば自分はついている人間だ。ずっと薄々感じてはいたが・・・。
32歳の時に海外へ1週間旅行に行った。
そこで出会った人たちは、みな謙虚で自分の経験や仕事としてやってきたことを特に大げさにも言わなかった。
ただ、聞けばその経歴はすごい。
50歳でリタイア（早期退職）して移住してきた方は、某大手船会社で海外支店の立ち上げを任され、見事に成功を収めた人。
その過程の話を少し聞いたが、ちょっとイメージできないくらい凄まじい感じだった。
赴任した先で寝ずに働き、血尿が出たとも言っていた。
その甲斐あって会社にはその功績が認められ、若くして職位も上がったようだ。
でも、早期退職制度を使ってさっさと辞めてきたという。
「ここに菜園を作るんだよ。」といわれた笑顔が忘れられない。
会話の中で「何年かしたらまた会おう。君が血尿が出るくらい仕事してからな」と笑顔で言われた。その言葉は今でも忘れられないが、いろいろな意味が込められていたとプラスに思っている。
「まだ青いな、もっと苦労してからこい！」というエールだと勝手に考えている。一人前のようなことを言って持論を話していた自分に刺激をいただいた。
自分はその人に追いつきたいと思っていたが、気づけばその時の年齢を追い越していた。自分はまだまだやり残したことがあり、今リタイアできるほど仕事をやりきってはいない。
さあ、明日はGW初日。どんな楽しい1日になるだろう！