幸運な話だが、32歳の海外旅行はもう一度33歳でも行くことができた。
前年に会えなかった人達にも会うことが出来た。
すごい人達ばかりで自分は本当に運がいいなとつくづく思ったものだ。
その中のひとりは、数年前に亡くなられたが山岳家でエベレスト登山をしてきたことで有名だった方。
人物的にはいろいろあった人のようだが、自分が運がいいと思ったことはその人の家での出来事。遊びに行ったのだが、そこには先客がいた。
日本では、大手スポーツ用品メーカーの専務だと言っていた。
でも、そこは海外であり、自分にとってはどんな職業のどんな役職かなど全く興味がなかった。
登山家の方が私を一人の人物と認めてくれていたのに対し、その専務は
「どこの会社のお前は誰だ」と聞いてきた。
その当時、自分はある会社の営業係長。
そう名乗った途端、その人は口を利かなくなった。
この違和感、わかるだろうか。
そこは海外であり、自分が何者だろうがどこに勤めていようが関係ないはず。
ただの日本人なのだ。
そのことがあって以来、自分は役職については単なる役割に過ぎないと考えている。自分の思いを伝えるために必要な役割、役職。
そんなことをずっと肝に銘じているから、今年入った新人でも自分の知らないことがあれば教えを乞う。
そりゃそうだろう、そのことについては自分より知っているのだから。
そんなことがあって以来、自分は年齢や立場、まして会社名で物事は絶対に判断しないと決めている。
人を見る目だけは正しく持ちたいと感じた瞬間であり、どんな事があっても偉そうにはしないと決めた出来事だ。
よく自分が尋ねる言葉。
「あなたと私は、何が違うのかな・・・?」
そう、正解!
年齢、性別だけだよね、それ以外は何も違わない!
だって人だから!
そのことだけは大切にしたい考え方だ。
さあ、明日はどんな楽しい1日になるだろう!
GWだけど自粛しなきゃ。何しようかな。