今日聞かされた訃報・・・。
かれこれ28年前に大変お世話になった方が亡くなった。
銀行勤務から某地場大手食品会社へ行かれて、監査役までになり活躍されていた。
その方はとても実直で、誰にでも分け隔てなく接し、人に好かれるタイプの方。
その方からは多くのことを教えていただいた。
自分は当時25歳で今思えばまだまだ世間のことがよくわかっていなかったと思う。
そんな自分に「情けは人の為ならず、って知ってるかい?人には優しく接しなさい、そうすれば人の道は決して間違った方へは行かない」とか「どんなに辛いことがあっても、人にあたってはいけないよ。その人まで辛くさせるから。」とか人の道のことを教えていただいた。
あの頃いくつくらいでおられたのかと考えてみる。
もしかすると今の自分と同じくらいか。たぶんそうだ。もしかするともう少し若かったかもしれない。
そんなことを思い出しながら、ここ15年ほどわけあって不義理にしてしまっていることが悔やまれてならない。
その方は自分が中学の頃から知っているので、親との付き合いのほうが長い。
だから、病気のことは聞いていた。
最近モルヒネを入れていると聞いたので、内心まずいと思っていた。
しかし、この新型コロナウイルスの感染が警戒されるために病院には入れないと言われていた。今となると後悔しかない。
改めて思う。
いろいろな人が言っていることだが、会いたい人がいたら躊躇してはいけない。すぐに会いに行かなければ、その機会を失うかもしれないから。
面倒がっていたり、忙しがったりしてはいけないんだ。
会いたいと思ったときは、引き寄せの法則が働いていると考えて行く。
そうすると必ず何かがあるはずだ。
その何かを得るチャンスを失ったとしたら・・・。
もう2度と得ることが出来ない。
チャンスの神様には前髪しかないから。
その方にはもう会えない、その悲しさだけがこみ上げてくる。
会いたい時、会いたい人の顔が浮かんだらすぐに連絡しよう。