正直なところ同じ仕事を30年続けてくるとは思わなかった。
振り返ると結構怖いことに気づきました。
いや、あたりまえなんだけど、その波を理解して動かないと自分の可能性に自分でフタをしてしまうということ。
自分が入社したころ、コンピュータ(当時はオフコンというのがありました)の営業で入ったのですが、まだMS-DOSの時代でWindowsはありませんでした。
このときは納品書や請求書等々を発行できるプログラムを組込んで販売していました。そこからWindowsが出て、プログラムの環境も変わりパッケージソフトが出てきました。
→ポイント① ソフトウェア開発のプログラマー、コンピュータのインストラクターという仕事がありました
次にWindowsが出たのでExcel、Word等のインストラクターの仕事がありました。教えるために資格も取りました。
パッケージソフトは、売上の管理や在庫管理、会計処理などの基本的な業務ソフトが主として出てきて、これを教えるインストラクターも仕事がありました。
Windowsは進化して、今は10になりました。
さて、市場では・・・。
ユーザーがExcelの使い方で困ることはあまりなくなりましたよね。
売上管理などのパッケージソフトもすでにユーザーは使い方がわかるので以前のように1から10まで教えることは必要がなくなりました。
仕事としてあったものが無くなっているんです。
同じように営業の仕事も、人脈をしっかり作っていれば仕事になった時代がありました。もちろん今も人脈は重要です。
しかし、人脈だけではいまお客様に提案ができない。
お客様の業務を理解し、何を入れたら生産性が上がるか作業効率アップできるか、これを理解した上で誰に話せばいいのか、という話になります。
自分は入社以来、お客様から今やっている仕事を聞き、具体的な解決方法を提案してきたので幸いにも業務の話から切り込んでいくことが普通になっています。しかし、人脈に頼っていた”人のいい営業マン”は今苦しんでいます。
世の中で必要なモノ・コトはどんどん変化する
この30年の間にその危機感を感じていたので警鐘は鳴らしてきました。
でも、今までのやり方からなかなか変化できない。苦手なものには手を付けない。
そうすると、お客様のほうがスキルがある時代になっているために商談にならない、ということが起きています。
自分のスキルを磨くために、どれだけ時間を使うか。最低でもGoogleアラートで欲しい情報に網をかけ、毎日チェックしておかないとお客様との会話に困るという現状ですね。毎日チェック・・・しなければどうなるか。
コロナウイルスが出たことで、電話、メール、オンライン商談が普通になりました。ということは、地場企業である強みはなくなります。
欲しい情報は、それを知っているプロから貰えばいいんです。
ここで又大きくトレンドが変化しました。
営業は自らを磨いた人だけが生き残る時代がそこまで来ている。そんな恐ろしいことを最近肌で感じています。
さあ、明日もきっといい1日になる!